八戸市三日町・六日町にある飲食店街「八戸屋台村 みろく横丁」に1月15日、おもてなしロボット「コロン」が導入された。
みろく横丁ではこれまで、訪日外国人へのおもてなしの一環として各店舗に外国語対応の指差しメニューを設置するなどの取り組みを行ってきた。
今回導入したロボットは高さ約30センチ、専用スマートフォン型端末を使い、英語、中国語、日本語でメニューの閲覧・注文に対応する。システム設計はコンサルティング会社「フランチャイズアドバンテージ」(東京都港区)。ロボットはみろく横丁内にある「よろず屋伊知郎」に2月28日まで試験導入する。
1月15日に行われたお披露目会では、英語圏や中国語圏出身者を招き、実際にスマートフォン型端末からそれぞれの言語で酒やつまみを注文するなどして、食事を楽しんだ。デモンストレーションでは、3体のコロンがピコ太郎さんの「PPAP」を披露。息の合った歌と踊りで会場を盛り上げた。
八戸東高校外国語指導助手のカイル・バックさん(米国ミズーリ州出身)は「日本を話したり聞いたりすることはできるが、読むのは難しい。このロボットは私にとっても便利」と話す。
みろく横丁を運営する「北のグルメ都市」(卸センター2)の中居雅博社長は「今日初めてコロンちゃんを見たが、大変素晴らしく感心した。みろく横丁では昨年から指差メニューを作ってインバウンド対応をしてきたが、究極のおもてなしとしてコロンちゃんは面白い。話題性もあるので、ぜひ一度ロボットで注文していただければ」と話す。