八戸市白銀(しろがね)南小学校(八戸市大久保)近くの勘助川で4月24日、地元の園児や小中学生が参加して「ホタルの幼虫・カワニナ放流会」が開かれた。
同放流会は白銀南公民館協力会(大館恒夫会長)が1994年から行っている。今年もホタルの幼虫87匹、その餌となるカワニナの幼虫2000匹を放流した。
同協力会のホタルボランティアは現在34人。交代で外気温・川の水温、周辺の環境などをチェックする。大館会長は「昔、ホタルが飛び交っていたこの地区が、ゴミなどで川が汚れホタルが飛ばなくなった。以前のようにホタルが飛ぶ川にしたいという地元の皆の気持ちや、ボランティアの方々の熱意でホタルの里として復活して大変うれしい。これからもずっとホタルの飛び続ける里であってほしい」と話す。
参加した園児は「少し気持ち悪かったけど、ホタルになるのが楽しみ。お父さんやお母さんと一緒にホタルが光るのを見に来たい」と楽しそうに話した。
同地区のホタルは市内でも一番早く光るといわれ、例年6月下旬から7月10日ごろまで光を放ち舞い飛ぶ。