八戸市南東部の「鮫角(鮫角)灯台」(八戸市鮫町)が4月22日から、週末や祝日に一般開放されている。
同灯台は1938(昭和13)年に初点灯。塔高22.7メートル、平均海面からの高さは57.6メートルで、白色のコンクリート造り。灯台が照らす明かりは36キロ先まで届く。同灯台の周辺は2013年に三陸復興国立公園に指定され、同灯台も日本の灯台50選に選ばれている。
一般開放は、小林眞八戸市長が「せっかく見晴らしの良いところに鮫角灯台があるのだから展望台として使えたら」と発案、海上保安庁に許可を得て2013年から行っている。
灯台からは海が見えるのはもちろん、遠くの山、真下には競走馬を育てている太平牧場があり、360度それぞれ特徴的な景観を楽しむことができる。
同事業を担当する八戸市まちづくり文化スポーツ観光部開放事業保安要員の大科仁人(おおしなまさと)さんは「天気がいいときも悪いときも、そのときの天候でさまざまな景色を見ることができる。霧がかかった視界が悪いときも、かえって幻想的な景色を見ることができるので、それぞれの景観を楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
開放時間は9時~16時。10月29日までの土曜・日曜・祝日開放。7月22日~8月21日は毎日開放。気象注意報・警報で開放中止・時間変更の場合あり。無料。問い合わせは八戸シーガルビューホテル(TEL 0178-33-3636)まで。