八戸市地域公共交通会議(事務局:八戸市都市整備部都市政策課)と青森県南地域のバス事業団体は共同で11月、バス運転手希望者を対象にした説明会と運転体験会「なろうぜ!バスドライバー★」を開催する。
同イベントには、八戸市交通部(八戸市新井田)、岩手県北自動車南部支社(是川)、十和田観光電鉄(十和田市)が参加。八戸市と階上町の自動車運転教習所で、八戸市営バス、南部バス、十鉄バスの運転体験や説明会を行う。
実施の背景には全国的に進むバスの運転手不足がある。青森県南地方でもバス運転士の高齢化や後継者不足が進んでいる。イベントを通じてバス運転士の仕事の魅力を男女問わず広くアピールし、就業につなげることを狙う。
イベントでは大型免許(一種)を保有していれば、路線バス車両の運転を教習所内で体験することができる。大型免許を保有していない場合、教習用大型車や教習用バス車両で運転体験となる。
「バス会社合同お仕事説明会」では各事業団体の担当者から賃金や就業時間などの詳しい就業内容を個別に説明を受ける。事業団体によっては、大型二種免許を保有していない場合でも働きながら取得を目指すことも可能。
イベント窓口の北海道開発技術センター東北事務所の関下和裕さんは「大型免許を持っていなくても教習用車両で体験できる貴重な機会、大勢の方にぜひ参加してほしい」と話す。
11月3日(10時~14時)は八戸ライセンススクール(階上町蒼前東)で、同19日(10時~14時30分)は「三八五オートスクール」(八戸市長苗代)。参加無料。「路線バス運転体験会」は事前申し込みが必要。