八戸産ワイン製造作業始まる 1000本のスパークリングワイン製造へ

八戸産ワインの製造作業始まる

八戸産ワインの製造作業始まる

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 八戸のワイナリー「澤内醸造」(八戸市柏崎2)で11月23日、八戸市南郷地区で生産したブドウを使ったワインの醸造作業が始まった。

製造作業の様子

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 八戸市では、南郷地区で葉タバコが減産傾向にあり代替作物の検討が進められていたことから、2014年に八戸ワイン産業創出プロジェクトをスタート。これまでにワイン用ブドウの品種選定のための生産調査を行い、18品種の植え付けを行った。ワインをテーマにしたセミナーやテイスティングミーティングなども実施している。

 2016年12月には市内でワインを生産する事業者を公募し、「澤内醸造(サンワーズ)」と「八戸ワイナリー」の2社が認定を受けている。澤内醸造では11月21日に酒類の製造免許を取得し、23日から作業がスタート。代表の澤内昭宏さんらが黒ブドウのキャンベルを「除梗(こう)破砕機」に投入し枝と果実を分けた後に、果実を自動圧搾機に入れて搾り出された紫色の果汁をタンクの中へと移していた。

 澤内さんは「製造免許が下りて、晴れてワインを造ることができて楽しく作業させてもらっている。いい状態のワインができると思うし、地元の食に合うワインを造りたい。スパークリングワインの泡を楽しんで飲んでもらったり、乾杯など食事の初めに楽しんでもらったりするワインになってほしい」と話す。

 今後は年内中に合計7品種、1.3トンのブドウを搾り、約1000本のスパークリングワインの製造を計画。来年1月25日に完成お披露目が行われる予定。

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