八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で12月9日・10日、八戸市内在住の女性4人のインスタレーションアート展「Enclosed Space そこは限られた世界」が開かれた。
同展は、個々で活動しているアーティストが、それぞれの作品を一つの空間に展示し生じる異空間を体験してもらおうと企画。今年で4回目となる。同展を企画したグループ「菫(きん)青舎」の会員は6人。今回はRe_Oさん、すずさん、Yoshicoさん・のささんの4人が出展した。
会場は映像・編み物・ミクストメディアなど、それぞれの個性ある作品が白いテントの中に空間を構成。参加者は間接照明の静かな室内に、ゆっくりとした時間が流れているような雰囲気を感じながら、興味深そうに作品を眺めていた。
Re_Oさんは「今回はタイトルが『Enclosed Space』で『閉ざされた世界」という意味も持っている。通常の絵画、写真、彫刻とは違う、それぞれの作家がテントの中にそれぞれの作品で空間を構成する。鑑賞者から『ちょっと怖い』という感想も多く頂き、うれしく思っている。来年、再来年も続けていきたい」と話す。