「はちのへ演劇祭」、来年も開催へ 6団体が出演

第1回はちのへ演劇祭の様子

第1回はちのへ演劇祭の様子

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 八戸市の八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で2018年3月16日~18日、「第6回 はちのへ演劇祭」が行われる。

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 同イベントは「八戸を再び演劇の街へ」を掛け声に2012年から開催。八戸市はかつて「演劇の街」と呼ばれるほど劇団があったが年々減少。2012年当時は「演劇をしたくてもする場所や機会が無い」という人も多かった。

 新しい劇団や演劇をする人を増やすきっかけを作るために「はちのへ演劇祭」を開催し始め、来年で6年目。演劇祭の効果もあり八戸市や近郊(三沢市、十和田市)に劇団が一気に増え、八戸学院大学には演劇部も創部した。「演劇の街」と呼ばれた頃の勢いにはまだまだ及ばないものの、演劇祭をきっかけに着実に八戸に演劇が定着しつつある。

 今回の演劇祭には「I&A」「八戸学院大学演劇部」「大黒屋ぷろでゅーす」「劇団 INTELVISTA」「劇団かしの会」「まぐねっと.com」の6つの演劇団体が参加予定。それぞれが20分~30分の演目を披露する。

 演劇祭に先立ち、3月2日~18日には「ジャパン・アヴァンギャルド アングラポスター展」も開催。ポスターハリスカンパニーが所蔵する2万点以上のポスターから小劇場演劇の傑作ポスター100点を展示する。

 舞台監督の田中稔さんは「演劇の街を復活させるべく『はちのへ演劇祭』を開催して6年。劇団や芝居をしたいという人が一気に増え、演劇祭を今まで継続して続けてきて良かったと思う。今回の見所はポスター展。今までのように舞台の上で芝居をするだけではなく、ポスターを演出の一つとしている。見ていただいたお客さまの心をわしづかみできると思う」と話す。

 同演劇祭実行委員で「まぐねっと.com」で出演する野沢亜由美さん「今回は6つの団体が出演。全6回公演で1公演につき3団体が公演する。楽しみにしてほしい」、同実行委員で八戸大学演劇部の長谷川華さんは「今回は八戸学院演劇部の旗揚げ公演。2人という少ない人数だが、大学生の若い力を見せたいと思う」と、それぞれ話す。

 開演は、16日=18時30分、17日=11時・14時30分・18時、18日=11時・14時30分。入場料は、一般=1,500円(前売り1,200円)、大学生以下=1,000円(同700円)。

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