八戸市の八戸市公会堂(八戸市内丸1)で4月22日、八戸市民フィルハーモニー交響楽団の第50回記念定期演奏会が開かれる。団員たちは演奏会当日に向け、毎週末に練習を積んでいる。
同楽団は1964(昭和39)年に地域の音楽愛好者たちで結成されたアマチュアオーケストラ。毎年4月に定期演奏会、11月に小演奏会を開催している。現在は八戸市や周辺市町村在住のおよそ80人の団員で組織され、年齢層も10~70代と幅広い。小さい子どもがいる子育て世代でも参加できるよう練習時に保育士に来てもらう託児システムを用意している。このため夫婦や親子2代の団員も多く在籍している。
今回の定期演奏会では50回の節目に合わせたさまざまなテーマで構成。これまで取り組んだことのない作曲家の曲としてリヒャルト・シュトラウスの交響詩「ドンファン」、100人を超える大編成で演奏する交響詩「ローマの松」、「これまでの歩みを忘れずにこれからもクラシック音楽を続けていきたいと」いう思いを込めてブラームスの交響曲第1番を予定している。団員たちは12月から本番での成功に向けて例年以上に熱のこもった練習を積み重ねている。
同演奏会実行委員長の辻一平さんは「演奏会は一人では決してできないので、たくさんの人への感謝の気持ちが大きい。聴きに来てくださる方、演奏会開催に協力してくださる方、これまで歴史を刻んでくれた仲間への感謝の気持ちを持って50回の節目を盛大に祝いたい。熱い演奏をお届けしたい」と話す。
14時30分開演。入場料は、一般=1,500円、中高大学生=500円、小学生以下無料。要整理券。チケットは、八戸市公会堂や八戸ポータルミュージアム「はっち」、三春屋、デーリー東北チケットセンター、ショッピングセンターラピアで取り扱っている。