八戸市で八戸三社大祭の山車小屋開き「手斧立て」 山車製作やおはやし練習に決意

鍛冶町附祭若者連の「手斧立て」

鍛冶町附祭若者連の「手斧立て」

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 八戸三社大祭の山車作りが5月のGW明けに本格化するのを前に4月21日、山車組の一つ鍛冶町附祭若者連山車組が山車小屋開きにあたる「手斧(ちょうな)立て」を行った。

今年の山車題材「奇襲 鵯越の逆落とし」

 八戸三社大祭は国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年12月には「八戸三社大祭の山車行列」として青森県で唯一ユネスコ無形文化遺産に登録された。毎年27組の山車組が山車を作り変え、祭り期間中に運行する。

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 同山車組では今年から山車の製作体制を一新し、製作責任者には大入和也さんが就任した。今年の山車の題材は「奇襲 鵯越の逆落とし(ひよどりごえのさかおとし)」。平安時代末期の義経の軍勢が、平家の意表を突き人馬の通ることが困難な絶壁から攻め入る荒々しい場面を描写する。

 手斧立てが行われた鍛冶町屯所(八戸市鍛冶町52-11)には、メンバー約40人が集まり今年の山車づくりやおはやし練習に向け思いを新たにした。同山車組の山車製作は5月7日からスタート、7月からは子どもたちを中心としたおはやしの練習も始まる。

 同組製作責任者に就任した大入さんは「まだ山車製作が始まっていないので責任者になったという実感が湧かないが、気を引き締めて山車組をまとめて行きたい。製作に入ったのは高校生からで、30年ほどになる。今年の題材は八戸三社大祭定番の鵯越の逆落としとした」と話す。

 八戸三社大祭は多くの組で後継者の不足が課題となっていて、多くの山車組では随時製作やおはやしのメンバーを募集している。同山車組への山車製作やおはやし練習の参加・見学希望者は「長者まつりんぐ広場」(糠塚)内の山車小屋に直接行くか、公式インスタグラムにメッセージで申し込む。山車組の運営主体は鍛冶町町内会だが、他地域からの参加も可能。