八戸市の「史跡 根城の広場」で4月29日、「史跡根城 さくらまつり」が開かれた。
同イベントは広場を開設した1994年から開催。同広場には根城南部家初代実長が創建した日蓮(にちれん)宗の総本山「身延山久遠寺」から分けられたしだれ桜が155本植えられている。
イベントでは各種売店が立ち並んだほか、鎧(よろい)を着用して武将姿を体験するコーナーや、花苗の無料配布、八戸ふるさと検定クイズ大会なども行われた。
天候にも恵まれ多くの市民や観光客が訪れ、満開のしだれ桜や桃・レンギョウなどの草木が咲き誇る園内の散策を楽しんだ。普段は有料ゾーンの本丸も無料開放され、新しく架け替えられた本丸木橋を渡り地元の歴史に思いをはせていた。
根城史跡ボランティアの安保さんは「場内の八戸ふるさと検定in根城クイズラリーや江戸千家工藤社中の野だてなどが人気があった」と話し、「根城史跡を訪れたときにはボランティアガイドに気軽に声を掛けてほしい」と呼び掛ける。