八戸市交通部(八戸市新井田)は4月から、本年度の種差海岸遊覧バス「ワンコインバス うみねこ号」の運行を始めている。
同バスはJR八戸線鮫駅と同線種差海岸駅を大人100円(小人=50円)のワンコインで結ぶ。通常期は往復7本、11月中旬~3月末の冬季は往復4本、区間距離約8キロメートルを28分で運行する。
同バスは東北新幹線が八戸駅まで延伸した2002年の翌年、2003年から運行を開始。種差海岸周辺への誘客促進のため、JR八戸線のダイヤに合わせて運行する。
同バスの運行経路には、蕪嶋神社、蕪島海水浴場、八戸市水産科学館「マリエント」、葦(あし)毛先展望台、白浜海岸、種差海岸などの観光地・景勝地が並ぶ。
八戸市観光課の木村明香里(あかり)さんは「種差海岸は歩いて花を見るのも楽しいが、普段と違った視点でバスから見るのも魅力的。バスに乗ることで海を遠くまで見ることもできる。冬にも運行しているので、冬の種差海岸も楽しんでほしい」と利用を呼び掛ける。