八戸の種差海岸周辺で5月、GPS機能付き音声ナビ端末を搭載する電動アシスト自転車のレンタルサービス「種差海岸らくらくサイクル」が始まった。
GPS機能付き音声ナビ端末は、音声で同海岸付近25カ所の観光案内を骨伝導ヘッドホンで聞くことができる。骨伝導ヘッドホンは耳をふさがずに骨の振動で音を聞くことができることから、自転車に乗り周囲の音を聞きながら音声案内を聞くことができる。これまでは、日本語のみの音声案内だったが、6月1日からは外国人旅行者の増加を受け、英語、中国語、韓国語の音声ガイドも取り入れた。
同海岸付近は高低差のある道路も多いことから自転車も電動アシスト付き自転車を用意し、利用者の体力的な負担を軽減しアシストのない自転車と比較して短時間で種差海岸サイクリングを楽しめる。同サービスは、種差海岸地域が三陸復興国立公園に指定された2013年から、同地域の魅力をより知ってもらうために始まった。
八戸市観光課の田中裕樹さんは「種差海岸はこれからがハイシーズン。種差海岸にお越しの際は、ぜひ種差海岸らくらくサイクルを使って楽しんでほしい」と話す。
利用時間は9時~17時。利用料は、3時間=1,000円、終日=1,500円。乗り捨て料金は500円。10月31日まで。レンタル場所は、種差観光協会(鮫町、TEL 0178-38-2024)、八戸シーガルビューホテル(同)、タカヤ靴店(同)。八戸シーガルビューホテルは前日までに予約。タカヤ靴店は第2・3火曜休業。