八戸市の酒造会社「八戸酒造」(八戸市湊町)の酒蔵で7月13日から、青森県民による写真グループ「TORUBE(トルベ)」の結成を記念した写真展「LOVE」が開かれている。
同グループは八戸市と十和田市在住の写真愛好家7人が今年5月に結成。写真を撮ることを楽しみながら青森県を盛り上げていこうという思いから、「写真を撮ろう」を意味する方言「撮るべ」をそのままグループ名にした。初回の写真展が酒蔵での開催となったこともあり、大酒飲みを意味する「飲兵衛」に響きの近い「撮るべ」が選ばれた。
グループメンバーの年齢層は20代から60代と幅広く、地域の祭りや風景写真を得意とするメンバーやポートレート写真を得意とするメンバーなど作風もさまざま。会場内には恋人のポートレート写真や、家族の写真、青森県内の風景、八戸三社大祭、八戸えんぶり、青森ねぶた祭、海の波を捉えた抽象的な作品など約140点が並ぶ。
展示作品のサイズも5センチ四方の小さなものからA0サイズの大きなものまでと、作者の自由な発想で展示する。写真を撮る瞬間は被写体に対する愛を見出す瞬間であると位置付け、作品展のテーマを「LOVE(愛)」とした。
会場となる北蔵は日本酒を製造・貯蔵する製造工場内に位置した木造の倉庫。会場内には八戸酒造が製造している日本酒「陸奥男山」や「陸奥八仙」の製造工程が分かる写真展示や、過去に使用されていたたる、焼き印なども展示されている。
会期中は同社の人気ブランド「陸奥八仙ピンクラベル」の写真展限定ラベル(1,620円)を数量限定で販売する。
メンバーの柳町幸博さんは「20代から60代までの写真愛好家による個性豊かな写真が集まった。私たちが丹精込めて撮った大好きな写真を展示したので、ぜひ見に来ていただきたい」と来場を呼び掛ける
開催時間は9時~17時(14日・15日は20時まで)。入場無料。会期中、毎週日曜はメンバー数人が会場に常駐する予定。8月4日まで。