八戸市水産科学館マリエント(八戸市鮫町)で7月7日から、企画展「奇怪 あなたの知らない世界 ~奇妙な生き物たち~ 深海生物・危険な生物展」が開かれている。
同展は、見た目が風変りで奇妙な形の深海生物や、危険な生物を展示するもの。会場には神社の鳥居の模型を設置し、壁面にはお化けのイラストなどをあしらい、子どもだけではなく大人も楽しめよう工夫する。
展示コーナーには、近年人気があり、あまり見ることのできない「海のダンゴムシ」と呼ばれる「オオグソクムシ」(9匹)の展示をはじめ、生きている化石と呼ばれる「ヌタウナギ」(5匹)、淡紅色で全身が1~1.5センチメートルのトゲで覆われている「イガグリガニ」(1匹)などの深海生物、「オニダルマオコゼ」(1匹)や「ゴンズイ」(30匹)、「アデヤカキンコ」(1匹)などの危険生物が展示される。
同課科学館スタッフの岩澤美咲(みさき)さんは「地球最後の秘境といわれる深海は、まだまだ未知の世界。そこに生息している奇妙な生物や危険な生物への興味や人気が最近高まっていて今回の展示につながった。この機会にぜひ皆さんに見てもらいたい。子どもたちの夏休みの自由研究にも役立ててほしい」と話す。
開館時間は9時~17時。観覧料は、一般=300円、高校生=200円、小中学生=100円、シニア(65歳以上)=150円、未就学児無料。8月26日まで。