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八戸で独自改良メダカ「八戸南部メダカ」 東日本大震災をきっかけに

「マナ リアニメイト」の店内

「マナ リアニメイト」の店内

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 八戸市のスローベース(八戸市市川町)内で水生生物の飼育設備や水槽のメンテナンス、アクアリウムを制作する「マナ リアニメイト」が、メダカを独自に配合した新品種「八戸南部メダカ」の改良を進めている。

「八戸南部メダカ」

 店主の西村大輔さんがメダカの交配を始めたのは東日本大震災がきっかけ。趣味で制作していたアクアリウムの熱帯魚たちが停電の影響で全滅し、機器がなくても手軽に楽しめるアクアリウムを作ろうと決意。メダカは機械がなくても生息可能といい、小さいため水槽の幅も取らず、寒さや環境の変化に強いため、「北国のアクアリウムにふさわしいと思い目を付けた」という。

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 「八戸南部メダカ」の主力品種「氷柱(つらら)」は、シルバーグレーの体にキラキラと光る背中が特徴。メダカには命名権の管理組織がないため、地元にちなんだ名前を付けて、八戸を広く知ってもらうきっかけになればと「八戸南部メダカ」と命名した。

 メダカの配合も仕事の一つだが、本業は各家庭にアクアリウムを設置し、メンテナンスしている同店。店舗ではウイスキーやワインの空きビンを水槽に加工する「ボトルアクアリウム」を制作するなど活動の幅を広げている。

 西村さんは「八戸南部メダカに注目してほしいというよりは、メダカ自体に注目してほしい。そこからアクアリウムを多くの人に知ってもらえれば。この配合・改良はまだ入り口であって、ここから八戸の経済に新しいものを取り入れていきたい」と話す。