米国グラミー賞受賞ミュージシャン喜多郎さんと青森県・南部町出身のシンガー・ソングライター坂本サトルさんのジョイントコンサートが10月5日、八戸市公会堂(八戸市内丸1)で開かれる。
同コンサート「未来への祈り」の開催は昨年に続き2回目。喜多郎さんは20代のころ八戸市に滞在し、青南病院(田面木)の初代院長・故千葉元さんの芸術療法に触れて影響を受ける。その八戸に恩返しをしたいとの喜多郎さんの思いから、共通の知人を通じて連絡を受けた坂本さんが企画し、昨年10月21日にvol.1を開催。コンサートでは地元の郷土芸能とのコラボレーションが実現し大成功を収めた。
今年はさらに音楽を通じて八戸を中心とした青森県南地域の素晴らしさを世界への発信、地域の芸術文化活動の発展に寄与することを目的として2年連続の開催となった。
今年のステージには喜多郎さん、坂本さんのほか、昨年に続いての出演となる手踊りの小柴社中、日計えんぶり組に加え、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」で知られる歌手の高橋洋子さん、八戸学院光星高校吹奏楽部、坂本さんの地元である南部町の小中学生が出演を予定する。
坂本さんは「普段地元で生活していると、地元が持つ素晴らしさに気付かないことが多い。身近にある伝統芸能を現代の音楽を通じて知ってもらいたい。子どもたちから大人まで楽しんでもらえるコンサートにしたい」と来場を呼び掛ける。
チケットは、全席指定S席=6000円、A席=5000円、B席=4000円。デーリー東北チケットセンター(城下)、八戸市公会堂(内丸)、はっち(三日町)、三春屋(十三日町)、ラピア(江陽)で取り扱う。