3人制バスケットボール「3x3(スリーバイスリー)」のプロチーム「八戸DIME」が11月27日に設立され、来年春からのリーグ参加を目指し記者会見を開いた。
スリーバイスリーは3対3で争うバスケットボールで、2020年東京オリンピックの正式種目にも採用されている。通常の半分のコート、1つのゴールを使用し、試合時間は10分。終了時間前であっても21点を獲ったチームが勝利するなど、素早い試合展開が特徴。
同チームが参戦を目指す日本国内のトップリーグ「3x3.EXE PREMIER(スリーバイスリー・ドットエグゼ・プレミア)」(通称プレミアリーグ)は6月~9月に開催され、2018年シーズンは36チームが参加。試合は商業施設などでも実施可能で、観戦料が無料であるなど、一般客も気軽に観戦できる。プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」と開催時期が重ならないことから、両リーグのチームに参加する選手もいる。
同チームはお笑い芸人の田村裕さんや大西ライオンさんらがオーナーを務める既存チーム「TOKYO DIME」の兄弟チームで、プレミアリーグの参戦を目指して設立。現在加盟審査中で、承認されれば東北地方では仙台に次いで2つ目のチームとなる。選手は青森県出身者を中心に交渉中で、来年3月までの決定を目指している。承認後は八戸市をホームタウンとし、チーム主催のイベントや、スクール事業を複数回開催していく予定。中心街や商業施設などにホームコートを設置することも検討する。
同チームのプレミアリーグ加盟が承認されれば、アイスホッケーの「東北フリーブレイズ」、バスケットボールの「青森ワッツ」、来季からJ3に参入する「ヴァンラーレ八戸」に次いで、青森県で4つ目のプロスポーツチームが誕生することになる。
DIMEグループ代表兼アドバイザー、「TOKYO DIME」選手兼オーナー・Bリーグ京都ハンナリーズ(#12)の岡田優介さんは「昨年開催された、市民大学講座での講演や柏崎小学校でのバスケットボール教室がきっかけ。子どもたちがバスケットボールが好きだということが印象に残っている。子どもたちのキラキラとした目に可能性を感じた。まだ若い種目だが、ぜひ市民の皆さんに盛り上げていただき、応援していただきたい」と期待を寄せる。