障がいのある人がつづった詩に込められた思いを、有名人やアーティストがハートをモチーフにアート作品で表現した作品展「第23回 NHKハート展」が1月11日、八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で始まった。
同展は詩とアートを組み合わせた展覧会で、1994年に始まり今回で23回目。全国13会場を巡回し、八戸では7回目の開催となる。障がいのある人も無い人も互いに理解し合い「共に生きる」ことを目指して八戸市とNHK青森放送局などが共催する。
同展では障がいのある人がつづった詩を、ボランティアで参加したアーティストや著名人が「ハート」をモチーフにアート作品で表現する。50編の詩を50点のアート作品で表現し、新たなアートの世界をつくり出す。
作品を制作したのは、吉田類さん(酒場詩人)、土井善晴さん(料理研究家)、じゅんいちダビッドソンさん(お笑い芸人)、佐藤 時啓さん(美術家・写真家)など。
NHK青森放送局企画編成部の鈴木優太さんは「今回は全国から4084編の詩が寄せられ、その中から選ばれた50編の詩に、各界の著名人やアーティストの方々からアート作品を寄せていただいた。青森県内では八戸市のみの開催。ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける
会場を訪れていた50代の女性は「毎回見に来ている。絵もいいが、詩がとてもすてき。心、打たれる。今年も涙出ちゃいました」と話す。
開催時間は9時~21時。入場無料。今月17日まで。