八戸市内外の飲食店・レストラン14店で2月1日から、八戸港で水揚げされた魚介類を使ったブイヤベースを提供する「八戸ブイヤベースフェスタ」が開かれる。
ブイヤベースは南フランスの漁師料理が発祥。イベントは、八戸の魚介を知って、食べてファンになってもらうきっかけづくりとして、「世界一地魚を愛する街八戸」を目指して2012年から毎年開催している。
「八戸ブイヤベース」の定義は「八戸港で水揚げされた新鮮な魚介類を4種類以上使うこと」と、「スープを生かした『締めの一皿』を提供すること」の2つ。各店のシェフが趣向を凝らしたオリジナルのブイヤベースを来店客に提供。昨年は約1万1000食、過去7回の開催で約5万8500食を提供している。現在では八戸の冬の観光コンテンツとして人気を博している。
1月25日には参加店のシェフが集まり開催をPRした。主催する八戸ハマリレーションプロジェクトの早狩昌幸さんは「八戸の魚と風土を生かした八戸らしい、八戸ならではの一皿にするために、全店がスープや具材のレベルアップを図った。ワンランク、ツーランク洗練された味わいとなっているので多くの方に楽しんでいただきたい」と話す。
参加店の八戸プラザホテル(柏崎1)「レストランジュノー」料理長の蛭子長一さんは「昨年、当ホテルで開催された『黒にんにくサミット』をきっかけに地元の黒にんにくをスープに取り入れてみたいと思った。新たな楽しみ方を味わってもらいたい」、「ビストロ・ポ・デタン」(番町)オーナーシェフの三浦祐紀さんは「クラシックスタイルのブイヤベースにこだわって今まで一番おいしいブイヤベースができた。ぜひ味わってほしい」と意気込みを見せる。
フェスタ開幕に先駆けて1月27日には、「マチニワ」(三日町)を会場に「冬のシェフズガーデンinマチニワ」を開催。シェフ合作でイベント限定の「八戸スープドポワソン(魚介のスープとコロッケ)」や各種料理、ホットドリンクなどを販売。八戸ブイヤベースフェスタ2019開幕式」も行われる。入場無料。11時から。
同フェスタは3月31日まで。