
電柱やマンホールをスマートフォンで撮影するゲーム「PicTree(ピクトレ) ぼくとわたしの電柱合戦」の実証実験「県対抗!電柱合戦」が5月17日~6月22日、八戸市と近郊3市町で行われる。
シンガポールに本社を置くDigital Entertainment Asset(DEA)が開発し、Greenway Grid Global(GGG)が運営するピクトレ。3つのチームに分かれ、専用のアプリを使って電柱やマンホールの写真を撮影し、地図上に表示される2本以上の電柱をつなげた距離を競う。
東北地方で初めて行う今回の実証実験は、青森県、秋田県、山形県で実施の3県対抗戦。八戸エリアでは、八戸市のほか、三沢市、三戸町、田子町が対象。参加には専用のアプリとアカウント登録が必要。
アプリの配信を始めた昨年春以降、全国で実証実験やキャラクターとのコラボ企画を行い、これまでに撮影された電柱やマンホールの写真は3月31日時点で約150万枚を数える。ユーザーに写真を投稿してもらうことで、事業者が設備の異常を早期に発見できる仕組み。例えば、電柱にカラスが巣を作ったり木の枝が接触したりして起こる異常を、現地を訪れることなく把握できるという。ユーザーには、Amazonギフト券や暗号資産に交換できるコインを付与する。
実証実験の結果は地域の特性に応じたサービス展開の参考にするという。DEAの広報担当者は「楽しみながら社会課題の解決に貢献できる新しい取り組み。気軽に参加してもらえれば」と呼びかける。