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八戸で新郷村の写真展-県産材の杉の木と共に展示

写真を撮影した中村佳代子さん

写真を撮影した中村佳代子さん

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 八戸の「ポータルミュージアムはっち」(八戸市番町)で11月14日、三戸郡新郷村を舞台にした写真展「青森県新郷村写真展 Village of History and Mystique」が始まった。

写真の周囲には杉の木が並ぶ

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 同村は十和田湖・奥入瀬渓流東側に隣接し、「キリストの墓」「大石神ピラミッド」などの伝承でも知られる。道路標識やバス停にも「キリストの墓」や「ピラミッド」が記載され話題になったことも。

 同展ではA1サイズの写真10枚を展示。緑豊かな同村に合わせ、写真の周囲には青森県産材の杉の木が並ぶ。写真を撮影した写真家・中村佳代子さんは「木漏れ日などを通して写真を見ると、また違った印象になるのでは。新郷村の雰囲気を感じてほしい」と話す。

 八戸大学・八戸短期大学総合研究所が行っている新郷村の地域の魅力を引き出すプロジェクト(通称=新郷村プロジェクト)の一環で企画された同展。過去、同村へのモニターツアーなどで、「食べ物以外の記念になるお土産があれば」という意見が寄せられた。これを受け地元の写真家・中村さんにポストカードの撮影を依頼した。ポストカードの出来栄えが良かったことから、ポスターの製作や同展開催へと話が進んでいった。

 同研究所の浜さんは「ポストカードを作ることにより、地域を知ってもらえたり実際に来訪者が増えたりするとうれしい。作成過程を通じて、地域の人との交流や魅力を再発見することになるとさらにうれしい。今回は第1弾なので納期やクオリティーからプロの方に依頼したが、今後、地元の人の写真や絵などバリエーションを増やしていきたい」と意気込みを見せる。

 写真展を観覧していた、岐阜県から仕事で八戸へ訪れたという加藤さんは「新郷村へは行ったことはないが、いろいろな伝承が残されていて面白いと思った」と話していた。

 開催時間は10時~20時。入場無料。今月15日まで。今後、市内の「ユートリー」(一番町1=12月1日・2日)、ショッピングセンター「ラピア」(江陽2=8日・9日)でも開催予定。

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