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八戸でスライド&トークショー「つーリスと・ニッポン」-旅行本出版記念で

旅の思い出をアットホームな雰囲気の中で話す、藤本智士さん

旅の思い出をアットホームな雰囲気の中で話す、藤本智士さん

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 八戸の更上閣(八戸市本徒士町)で10月24日、編集者の藤本智士さんのスライド&トークショー「つーリスと・ニッポン」が開催された。

イベント終了後も、藤本智士さんにサインを求める人の列が続いた。

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 藤本さんは2006年、「あたらしい“普通”を提案」する雑誌「Re:S(リス)」を創刊。秋田発のフリーペーパー「のんびり」「ニッポンの嵐」の編集にも携わる。近著に「ほんとうのニッポンに出会う旅」(リトルモア)があり、今回のイベントはその発売を記念したもの。

 東日本大震災で大きな被害に遭った岩手県野田村では、写真洗浄・復旧のボランティアを取材で訪れた。そのときに、ボランティアに参加していた八戸の写真家の中村佳代子さんと出会い、その縁で今回のイベントが実現した。

 当日は約40人が参加し、会場となった和室は満員に。子ども連れの参加者も多く、アットホームな雰囲気でイベントは進んだ。

 藤本さんは「編集の仕事はモノづくりと同じ。逆にモノづくりも編集」と編集の仕事を通じて学んだとことや、「街の魅力は、結局はそこに住んでいる人の魅力。旅で多くの人と出会い、出会いやつながりを多く経験することで感謝の気持ちが芽生えてくる」と人との出会いの魅力を話し、多くの旅行の経験からの「藤本流 出会いの7カ条」でイベントを締めくくった。

 市内から参加した馬場美穂子さんは「もともと、藤本さんや雑誌『Re:S』のファンだった。知人の紹介でイベントを知り参加した。編集の仕事をしているので、今回藤本さんから聞いたことを今後の仕事に生かしたい」と目を輝かせていた。

 有志とともにイベントを主催した同市在住の写真家・中村佳代子さんは「野田村で藤本さんと出会い、いろいろな地域を旅して多くの経験を積んでいて話が面白かった。ぜひたくさんの人に藤本さんの話を聞いてほしいと思った。おかげさまで、多くの人に来てもらいホッとしている」と満足そうな表情で話した。

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