八戸経済新聞

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八戸市で水産加工品の展示会-「あまちゃん」で話題の「久慈まめぶ汁」も

展示会には15社が出展し650人が来場した

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 八戸プラザホテル(八戸市柏崎1)で7月10日、地元の水産加工メーカーなどが商品をPRする「はちのへ水産加工品展示会」が開かれた。

「あまちゃん」で有名になった「久慈まめぶ汁」のレトルト製品

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 「はちのへNEXT」をテーマに八戸商工会議所が主催する同展示会。テーマの「NEXT」には、東日本大震災で大きな被害を受けた八戸の水産業界が震災復旧から復興へと歩み、新たなステージへと前進するという思いが込められている。

 会場では、水産加工業者15社のイカやサバをはじめとする加工品などが展示され、県内外のスーパー・百貨店・外食業界のバイヤーら650人が来場した。

 パネル展示ブースでは、各社が出品した「締めさば」を「味付け」「食感」「オリジナリティー」「脂のり」「締め具合」の5項目を5段階で評価したレーダーチャートや、締め具合の浅さと深さ、味付けの薄い濃いでマトリックス表示したポジショニングマップも展示し、各社の締めさばの違いを分かりやすく紹介した。

 参加メーカーの商品約30種類を自由に組み合わせて試食できる「Myはちのへ弁当」も用意し、準備した300食が「完売」となった。

 出店社の一つ「マルヌシ」(白銀)営業第2部の地主裕太さんは「少子高齢化や核家族化、簡単に調理できるというニーズを踏まえ、レトルト製品の開発に取り組み新商品として出品した。今後も社会動向を踏まえ柔軟に商品開発に取り組んでいきたい。県外の人にも八戸の魚のおいしさを広く知ってもらえれば」と話す。

 参考出展した八戸缶詰企業グループの小袖屋(久慈市)は、レトルトの「久慈まめぶ汁」(1人前525円)を出品。7月1日に発売したばかり新商品だが、NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」内にも再三登場し話題となったこともあり、発売と同時に問い合わせが殺到。販売場所の一つである岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」(東京都中央区)でも品薄の状態が続いているという。同商品担当者は「『あまちゃん』が続いている間だけでなく、息の長い商品となってくれれば」と期待を込める。

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