八戸圏域DMO(観光地域づくり法人)「VISITはちのへ」が英ガイドブック「ラフガイド」を招聘(しょうへい)し5月31日~6月3日、取材班が八戸圏域を体験取材した。
ラフガイドは1982年創刊。150カ国の都市のガイドブックを発行し、ウェブ版では基本情報のほかに宿泊施設やフライトの予約、行程作成などのコンテンツもカバーする。「ラグビーワールドカップ2019」が今年9月に開幕するのを視野に、ラグビーの母国である英国のガイドブック「ラフガイド(Rough Guides)2020~2022年版」取材班を招聘した。
八戸圏域には、国立公園やユネスコ無形文化遺産三社大祭など、欧州・米国・豪州の旅行者の3大関心事(原点・原風景・ありのままの自然)がそろっていると言われている。取材班はレベッカ・ハレトさん、ジョニィ・クラムさん。2人は4日間にわたり、「VISITはちのへ」のスタッフと共に種差海岸トレッキング、館鼻岸壁朝市、南郷地区でそば打ち体験、櫛引八幡宮での国宝視察などを体験取材した。
ハレトさんは「八戸は普通の町。外国人の訪問客は多くないかもしれないが八戸に来ると普通の日本人と会うことができるのは素晴らしい。みんなとてもいい人。それをガイドブックで伝えられたらうれしい」、クラムさんは「種差を歩きながら、2011年の東日本大震災の話をいろいろ聞くことができた。話してくれた人は気持ちが強くて、前向きに生きていることに、とても心を打たれた」とそれぞれ話す。
取材班に随行した「VISITはちのへ」のマシュー・ボラさんは「2人の八戸への印象はとても良かったみたいだし、八戸を好きになってくれたようなのでうれしい。私としてもとてもいい経験ができた。VISITはちのへも、これから八戸三社大祭に向けて、もっと認知度を上げていけるような施策を考えている」と話す。