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八戸で歴史や文化に触れる「ふるさと大館 新田城まつり」 遠野入部行列も再現

「ふるさと大館 新田城まつり」

「ふるさと大館 新田城まつり」

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 「第15回ふるさと大館 新田城まつり」が10月6日、新井田公園を主会場に行われた。

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 新田城まつりは八戸市大館地区の歴史や文化に触れながら地域の活性化を図ることを目的に行われ、今回で15回目。歴史的につながりの深い岩手県遠野市との親睦も深める。イベントでは1627年、根城南部家22代城主南部義直と清心尼が、盛岡南部藩初代藩主南部利直の命により、遠野へ国替えとなった際の遠野入部行列も再現する。

 10時からのアトラクション、式典に続き11時から出立行列・パレードが行われた。行列は、新井田公園イベント会場を出立し、新井田地区の主要道路を約1時間にわたりパレード。清心尼を描いた小説「かたづの!」の作者中島京子さんも特別ゲストとして来場し、サイン会の後、出立・行列を見学した。パレードの後は、地元のえんぶり組や虎舞、踊りなどが披露された。

 大館地区連合町内会会長の大瀧清司さんは「昨年は雨だったが今年は秋晴れで、地域に住む者としても喜ばしい。特別ゲストとして中島京子さんに来ていただいたが、『かたづの!』を読んだときの感激を思い出して、大変うれしい。この祭りは、地域の人たちの全面的な協力を仰いでいるが、大館地域の祭りというより、八戸市の祭りとしての認知度が高まっているように思う」と話す。

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