八戸市南郷地区の産業や文化をPRする「第34回南郷産業文化まつり」が11月2日~3日、八戸市立南郷体育館(八戸市南郷市野沢)・南郷公民館(同)を主会場に開かれた。
旧八戸市と旧南郷村が合併した2005年以前から続く同イベント。特産の南郷そばや野菜・果物をはじめとした物産や、地域の文化活動団体の発表の場として旧南郷村時代から開催され、今年で34回目を迎えた。
今年は、南郷体育館で野菜や果物を中心とした農産品販売、隣接する南郷公民館では同館の公民館講座や自主クラブで活動する住民が制作した陶芸作品や手芸品が並んだ。屋外ブースでは、旬を迎えた新そばも提供。同地区の産業や文化が一堂に会した。両日とも先着100人に南郷産リンゴが配布され、長蛇の列ができる盛況ぶりとなった。
会場近くの南郷カッコーの森エコーランドでは、旧南郷村時代に整備されたせせらぎ沿いのカエデが紅葉の最盛期を迎える中、せせらぎ沿いの茶室で本格的な抹茶が提供された。「道の駅なんごう」に隣接するジャズの館南郷では今年7月に開催された南郷サマージャズフェスティバルのダイジェスト映像がスクリーンに上映され、来場したジャズファンは目を閉じて聞き入ったり手拍子をしたりしながらジャズに酔いしれていた。
南郷産業文化まつり実行委員会事務局の高山紀行さんは「今年もたくさんの皆さんに来ていただき、南郷のおいしいものや美しいところを見て味わってもらえたと思う」と話す。