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八戸で「第7回ビブリオバトルinハチノヘ」決勝 予選勝ち抜いた5人が争う

八戸でビブリオバトル決勝戦

八戸でビブリオバトル決勝戦

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 知的書評合戦「第7回 ビブリオバトルinハチノヘ2020」の決勝戦が11月14日、デーリー東北メディアホール(八戸市城下)で開かれた。

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 イベントは地元のデーリー東北新聞社が、八戸市が掲げる「本のまち八戸」に賛同し、活字媒体として活字文化の振興を図るために2014(平成26)年から開催。八戸学院大学(美保野)も、若者の活字離れの一助になればと共同開催している。

 決勝戦では、9月12日の予選会で高校生の部を勝ち抜いた3人と大学生・一般の部を勝ち抜いた2人の計5人の全世代対決で戦った。

 ファイナリストたちは、持ち時間5分で本の魅力を懸命にアピール。投票の結果、2年連続で決勝戦に進んだ岩手県立大船渡高校2年の大川原菜摘さんが紹介した「生き物の死にざま(稲垣栄洋著)」がチャンプ本に、青森県立八戸東高校教諭の手嶋久敦(ひさのぶ)さんが紹介した「トイレは世界を救う(ジャック・シム著)」が準チャンプ本に選ばれた。

 大川原さんは「学校で、クラスごとのビブリオバトルがあって、そこで勝ち抜いて出場が決まった。予選会のときに、ほかの高校生がすごい発表をしてたので、負けないようにといろいろ練習したり、工夫したりしたのが、結果につながってうれしかった」と話す。

 会場には小林眞八戸市長も観戦に訪れ「久しぶりに観戦したが楽しかった。紹介された5冊はどれも読んでみたいですね」と話した。決勝戦の前には、「いっしょにアんべ!」で第44回児童文芸新人賞を、「花木荘のひとびと」で第84回ノベル大賞を受賞した三戸町在住の小説家高森美由紀さんの講演も行われた。

 同社地域ビジネス局事業部・是川育孝さんは「今回のビブリオバトルも、とても素晴らしかった。発表者のレベルも例年以上に高く聞いていて圧倒された。来年も皆さんの挑戦をお待ちしております」と参加を呼び掛ける。

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