八戸の夏の夜空を彩る風物詩「第42回 八戸花火大会」が8月21日、館鼻漁港(八戸市新湊)で開かれる。
イベントを主催する八戸花火大会大会委員会が5月11日、YSアリーナ八戸で関係者合同会議を開き決定した。雨天の場合は8月28日に延期する。
八戸花火大会は毎年8月中旬から下旬に館鼻漁港で開催される。昨年は新型コロナウイルスの感染状況や貨物船の座礁などを受け、11月28日に開催。冬の夜空に6000発の花火を打ち上げた。
今年の大会は19時に開始。会場内には3年ぶりに飲食店の出店を受け入れる。感染対策として、会場の館鼻漁港をすべて有料席とし、観覧客の上限を5000人とする。チケットは7月下旬ごろから販売予定。自宅などからも観覧できるようにインターネットでの動画配信も予定する。
昨年に引き続き、市内小学校の児童が制作した募金箱を商業施設に設置する「花火玉募金」や返礼品を進呈するクラウドファンディングなど、市民参加型の企画も実施する。
大会委員会は「八戸で暮らす市民の理解を得ながら、防災・防疫に最大限配慮し、来場者の心に残る大会を構築したい」としている。