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八戸市公民館演劇公演が3年ぶりに上演 25年後の「ユタと不思議な仲間たち」

演劇公演 練習の様子

演劇公演 練習の様子

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 第7回八戸市公民館特別企画演劇公演「スカシユリの丘の向こうへ ユタよ お前はどこへ行く…」が5月27日・28日、八戸市公会堂文化ホール(八戸市内丸)で上演される。

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 同演劇公演は2014(平成26)年に開始。初公演では、「八戸市公民館特別企画 3.11から明日へ」と題し、柾谷伸夫一人芝居「海村」とNPO法人いわてアートサポートセンタープロデュース作品「YUKIKO~ユキコ再び、うたを~」を上演した。以降、毎年上演を行っていたが、新型コロナウイルスの影響でこの2年は公演を中止していた。今年は3年ぶりの開催となる。

 演目は、八戸市出身の芥川賞作家で三浦哲郎(てつお)さんの小説「ユタとふしぎな仲間たち」がベースの芝居。時代を現代に設定し、25歳になったユタの苦悩や自立などを描く。作家の三浦さんとは姓名とも漢字が同じ、演出の三浦哲郎(てつろう)さんは青森県田子町出身。八戸北高演劇部を経て上京、所属劇団解散後フリーで演出を手がけている。

 脚本を手がけ、水島勇三役で出演する柾谷伸夫さんは「いろいろな世代の人に見てもらいたいが、特に若い人には自分の問題として、ユタになり、ユタの友人になって、舞台と一緒になって楽しんでもらえれば」と話す。「上演が、停滞している八戸市内の演劇状況の活性化や世代を超えた演劇人の交流につながれば」とも。

 開演時間は、27日=18時30分、28日=14時。前売り券の価格は、一般=2,000円(当日券は2,500円)、小学生~大学生800円(同1,000円)。八戸市公会堂や市内プレイガイドで取り扱う。

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