中沢中学校(八戸市南郷)3年の村上心海さんが7月24日・25日、八戸を代表する音楽フェス「南郷サマージャズフェスティバル」に出演した。
小学5年からトランペットを続けてきた心海さん。同校ジャズバンド部で部長を務め、八戸在住のジャズピアニスト・デビッド・マシューズさんが参加する音楽グループ「八戸ジャズ楽団」でも活動する。24日の前夜祭はジャズ楽団のステージに、25日の本祭はジャズバンド部のステージに、それぞれ出演し、ジャズファンが見守る中、懸命に練習したという演奏を披露した。同部のステージではソロ演奏や司会も担当した。
母親の恵子さんによると、ジャズとの出合いは生まれたばかりの頃だったという。同フェスには家族で毎年足を運び、姉の那奈さんと、いつかあのステージに立ちたいと話していたという。ジャズ楽団への入団を考えていたが、同楽団がコロナ禍で活動を休止。2022年に活動を再開すると、ライブ会場で入団を申し出た。中学校に進学した2024年からはジャズバンド部に入部し、3年連続で同フェスのステージに立ってきた。
25日、ジャズバンド部員としての最後のステージを終えた心海さんは「司会とトランペットをしっかりこなすことができて、達成感でいっぱい。最後に良い演奏ができて良かった。メンバーの仲が良く、部活をサボってみんなで話をしたことも良い思い出」と話した。
小学生の頃に取り組んでいたバスケットボールの影響で足の骨の変形が見つかり、秋には手術を予定する。手術後は約6カ月、車椅子での生活になる可能性があるものの、ジャズバンド部メンバーとして最後のステージとなる11月の「南郷産業文化まつり」での演奏や、ジャズ楽団メンバーとしての活動を通し、トランペットを続けていくという。
「ジャズに取り組むことを通して貴重な経験を重ね、心の宝物を増やしていってほしい」と恵子さん。心海さんは「トランペットは音域が広くて飽きない。ジャズのアドリブ演奏は難しいが、憧れる。卒業後もトランペットを続け、はっきりとした高音を出せるようになりたい」と力を込める。「バスケットボールも続けていきたい」とも。