彫刻・洋画・ピアノ演奏などを組み合わせた演劇公演「幸福な生活」が8月10日・11日、八戸ポータルミュージアムはっち(八戸市三日町)で開かれる。
2023年から佐賀県で活動する演劇ユニット「猫を飼う」が主催。同ユニット代表の花木芙美(ふみ)さん、演劇家の青柳達也さんが出演し、男女の関係を描く。花木さんが3月に佐賀県から八戸に移住したことがきっかけで八戸公演が決まった。ピアニストの大坪健人さんの生演奏のほか、彫刻家の諸井謙司さんや洋画家の吉田宏太郎さんらの作品を劇中の重要な要素とする。
主役の2人を結び付けるのは、相手との距離感を表す1本のロープ。諸井さんは「つぼみ」をモチーフにした5体の彫刻を制作。2人の関係性の出発点を意味し、場面の展開によってさまざまな形で登場するという。大坪さんは同作のために書き下ろした楽曲を、場面に合わせてさまざまなテンポで演奏する。吉田さんは物語から着想を得て出演者のジャケットやスカートに絵を描いた。
「見た観客がどう思うのか、実験をしているような感覚がある」と花木さん。作品を鏡に例え、劇中の出来事を自身の体験に重ねるような体験を観客に届けることを大切にしているという。演劇を始めたのは高校時代。卒業後は演劇から離れた時期もあったが、新聞記者として活動する中で青柳さん・諸井さんと知り合ったことが転機となり、同ユニットを立ち上げた。活動する中で大坪さん・吉田さんも加わった。八戸への移住が決まり、演劇を続けることに迷いもあった。メンバーの「八戸でやろう」の一言で八戸公演を決意したという。
花木さんは「青森と佐賀は約1800キロ離れているが、メンバーの一言には驚いた。土地が変わってお客さんが変われば、作品も当然変化する。八戸の皆さんにも見に来てもらい、一緒に『実験』を楽しんでもらえれば」と話す。
公演時間は、8月10日=16時~、19時~。11日=11時~、14時30分~、17時~。前売り券の価格は、一般=2,000円、小学生~高校生=1,000円(当日券は各500円増)。