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北稜中えんぶりクラブ 3年ぶりの祭りに向け練習に熱

摺(す)りの練習をする北稜中学校えんぶりクラブのメンバー

摺(す)りの練習をする北稜中学校えんぶりクラブのメンバー

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 2月17日~20日に3年ぶりに開催される「八戸えんぶり」を目前に控え、市立北稜中学校(八戸市河原木)で活動する「えんぶりクラブ」では練習が佳境に入っている。

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 同校が開校した1982(昭和57)年、「特色ある活動」の一つとして活動を開始。地元で活動する「八太郎えんぶり組」の指導を受けて活動を続けてきた。「総合的な学習の時間」で1年生の生徒全員がえんぶりを体験。その後、希望者が「えんぶりクラブ」に入る。現在は1年生23人、2年生29人の52人で活動している。

 現在のメンバーは昨年、5月に八戸市中心街で行われた代替イベント、12月に八戸駅で行われた東北新幹線八戸開業20周年記念イベントに出演したが、本来の祭りに参加するのは初めて。指導する同えんぶり組代表の渡辺茂さんは「今の3年生は(昨年の)一斉摺(ず)りに出ることができなかったが、代替イベントで頑張ってくれた。自分たちで練習して身につけた技を披露できたのは良かった」と振り返る。

 今年の祭りに向けては昨年11月、練習を開始。本番前の最後の日曜となった2月12日は体育館で、入退場の練習を入念に行った。指揮棒「ザイ」を持って「親方」を担当する2年生の黒澤千太朗さんは同校に入学して初めて八戸えんぶりを経験。「これまで毎週練習してきた。悔いがないよう頑張りたい。太夫は烏帽子(えぼし)が重くて大変そうだが、頑張って頭を振るところを見てほしい」と呼びかける。

 活動開始から41年。渡辺さんは「学校が開校した当時はえんぶり組のメンバーが少なかったが、えんぶりクラブの卒業生が八太郎えんぶり組に参加してくれるようになった」と、これまでの活動を振り返り、「今年はコロナに気を付けながら、4日間頑張りたい」と熱を込める。

 同校の「えんぶりクラブ」は2月18日、八戸市公会堂(内丸)で行われる「第46回えんぶり公演」に出演する。時間は13時~16時。観覧料は、前売り=1,000円、当日=1,100円。チケットは、八戸市公会堂、南郷文化ホール、はっち、ラピアで取り扱う。

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