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八戸で「お祭りトレッキング」 江戸期のみこしルート巡り三社大祭の起源学ぶ

長者山新羅神社で記念撮影する参加者

長者山新羅神社で記念撮影する参加者

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 青森県南部地方を代表する祭り「八戸三社大祭」の起源となったみこし渡御の進行ルートを巡る「2023昔のお祭りトレッキング」が9月2日、八戸市中心街で行われた。

鍛冶町を歩く参加者

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 八戸三社大祭の前身である江戸時代の法霊社(現・法霊山おがみ神社)みこし渡御コースを歩いて巡る同イベントは今回で4回目。八戸市で「哲学カフェ」イベントを企画する石橋司さんが、コロナ禍で合同運行が中止された2020年から行っている。今回は市内外から12人が参加し、江戸時代に八戸藩を治めた八戸藩南部家の16代当主・南部光隆さんも駆け付けた。

 当日は雨天のため前半の「お通りコース」を縮小し、集合場所のマチニワ(八戸市十三日町)から長者山新羅神社(長者1)へ移動した。同神社を出発点に所要時間約70分の「お還りコース」を巡りながら終着点の法霊山おがみ神社(内丸2)を目指した。小雨の中、傘をさして歩く参加者は各ポイントで足を止め、石橋さんの案内に深くうなずいていた。

 石橋さんは「江戸時代の八戸三社大祭のコースの地図を見たら、現在でもその時代と同じコースを歩けることに驚いた。城下町がそのまま残っていることや昭和の新産業都市と城下町がどうやって両立できたのかを、現地を歩くことで確認できる。今年は八戸三社大祭も4年ぶりの完全復活で、そのお祝いも兼ねた」と話す。

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