タレント・体操インストラクターの佐藤弘道さんが11月29日、八戸学院大学短期大学部(八戸市美保野)で講演した。
NHKの教育番組「おかあさんといっしょ」で「体操のお兄さん」を12年務め「ひろみちお兄さん」の愛称で知られる佐藤さん。幼児保育学科の1・2年生を対象に「運動遊びのすすめと10年後の健康のために」と題して講演した。
前半では健康のために必要なこと、健康寿命・平均寿命と保育の密接な関係について解説。佐藤さんは「健康寿命・平均寿命を上げるためには、小さい頃からの運動活動と小学生からの運動習慣、お父さんお母さんがいかに子どもと体を動かすかが大切」と説明。栄養・睡眠の重要性、身体的・精神的体力の付け方などついても話した。
後半の実技では、学生と一緒に音楽に合わせて体を動かしたり、じゃんけんで勝った人が負けた人の両足を持って移動する「手押し車」を行ったりした。最初はぎこちない動きだった学生らは次第に慣れてくると歓声や笑い声を上げ、会場は盛り上がっていた。
参加した学生は「ひろみちお兄さんに教わった体操を保育の現場で生かしたい。おいっ子がいるので、今度同じ遊びをしたい」と話す。
佐藤さんは「大学生は若さも元気もあり、この学生たちが将来素晴らしい教育者になってくれればうれしい」と話す。