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八戸在住のフォトレツさん、91歳のイタコ題材にした写真集 日常にも着目

依頼主と触れ合う中村タケさん(写真提供=フォトレツさん)

依頼主と触れ合う中村タケさん(写真提供=フォトレツさん)

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 八戸を拠点に写真活動を展開するフォトレツさんが12月21日、南郷地区で活動する91歳のイタコ・中村タケさんを題材にした写真集「Grandma Comes Back」を発売した。

写真集を持つフォトレツさん

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 フォトレツさんは介護関係の仕事に携わる傍ら、八戸市内で撮影活動に取り組む。2021年12月から中村さん宅を訪問し、依頼主の霊を呼び寄せるとされる「口寄せ」、東北地方に伝わる民間信仰「おしらさまあそばせ」などの撮影を続ける。写真集「Grandma Comes Back」は、53枚の写真を収録。口寄せ、おしらさまあそばせのほか、依頼主との触れ合い、クリスマスケーキを食べる様子、点字を読む様子など、中村さんの日常も取り上げた。

 タイトルの「Grandma」は、2016(平成28)年に亡くなったフォトレツさんの祖母・イマさんを意味する。「おばあちゃんが亡くなった年に娘が生まれた。せめて報告だけでもしたかった」とフォトレツさん。写真集は、口寄せの場面と自身の長女の誕生を重ね合わせた構成にした。一部の作品にはプロジェクターを使い、中村さんに赤い映像を投影したり、フォトレツさんの自宅の玄関扉にイマさんの顔を投影したりするなどし、中村さんの口寄せによってイマさんがよみがえり、イマさんがひ孫と対面するような表現にしたという。

 中村さんの自宅を初めて訪れた2021年12月から今年5月までの様子を記録した「訪問日記」も収録。中村さんの生い立ちや近所付き合い、口寄せを依頼する人の様子などを文章でまとめた。「タケさんがちょっとよろめいただけでお客さんが救急車を呼んだが、何でもなかった」というエピソードも。

 フォトレツさんは「初めは怖いイメージを持ってタケさんの自宅に行ったが、今ではみんなに慕われるお母さんのような存在。今後もタケさんの姿を撮り続けていきたい」と話す。

 価格は2,000円。カネイリの番町店(番町)、ミュージアムショップ(三日町)のほか、通販サイト「れこめん堂」で扱う。

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