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米粉使うフライドチキンのキッチンカー「AGERU」 南部町出身男性が開業

フライドチキンを持つ小橋勇太さん

フライドチキンを持つ小橋勇太さん

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 米粉を使ったフライドチキンを販売するキッチンカー「AGERU」が4月3日、オープン2カ月を迎える。

「AGERU」のキッチンカー

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 南部町出身の小橋勇太さんが営む同店。2月3日にオープンした。健康志向の消費者にも購入してもらおうと、小麦粉に比べて油の吸収率が低いという米粉を使って作るフライドチキンを提供する。

 提供するフライドチキンは、骨を抜いた鶏肉を使う一口サイズ。米粉にスパイスをまぜ合わせて味付けしたレギュラー(400円)のほか、タルタル、ヤンニョム風、ハニーマスタード、チリトマト(以上450円)などをそろえる。小橋さんは「骨がないので子どもからお年寄りまで幅広い年代の人が楽しめる。ソースはハニーマスタードがお薦め」と話す。フライドポテト(300円)や自家製の干し芋(100円)など農家を営む実家で栽培するジャガイモ「キタアカリ」を使ったメニューも提供。フライドチキン、ポテト、ライスをセットにした「ランチボックス」(800円)も用意する。

 「(スパイスが)納得のいくブレンドになるまで約2カ月かかった」と小橋さん。パプリカパウダー、セロリシードパウダー、ジンジャーパウダーなどスパイス11種類をまぜ合わせている。鶏肉は自家製のたれに漬け込み2度揚げして食感をやわらかくしているという。フライドポテトは「甘味が強く、外はさくさくで中はほくほくの食感が特徴」と話す。

 店名の「AGERU」には「地元南部町を盛り上げたい」との思いを込めた。小橋さんは、高等専門学校を卒業後、県外の企業に就職したが、料理人の夢を諦めきれず退職。イタリア料理店「クッチーナカフェ オリーバ」(東京都)でシェフとして3年間修業した。その後南部町に戻り、以前アルバイト経験があった「ケクー・カフェ」(南部町苫米地)に3年間勤めた。来店する人との距離感が近いキッチンカーでフライドチキンを提供したいと、同店をオープンさせたという。今後に向け、実家で育てた野菜を使った「サルサソース」「フライドさつまいも」など新メニューの提供を検討している。

 営業時間と出店場所はインスタグラムで知らせる。4月以降は、南部地方で開かれるイベントなどにも出店する。

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