スイーツを提供するキッチンカー「konbiree(こんびり)」が5月20日、オープン2カ月を迎えた。
東京都内のフルーツパーラーや青森県内の和菓子店・ケーキ店などで菓子を製造してきた東北町出身の佐伯望さんが営む同店。3月20日にオープンした。ケーキ店が少ない東北町で、同町発のスイーツを多くの人に食べてもらいたいと開業を決意。自分から出向けばたくさんの人に食べてもらえると考え、キッチンカーで営業することにした。店名の「こんびり」は、東北町の方言で「おやつ」を意味する。
看板メニューは「プッシュケーキ」(500円)。プラスチック製のカップに入ったケーキを、下からから押し上げて食べる。カップに入った「グラスケーキ」(600円)や、柔らかい食感の「チューイークッキー」(300円)も用意。「冷凍シュー」(280円)のほか、くず粉を使い弾力のある食感に仕上げたという冷菓「くずぷるるん」(300円)など、佐伯さんが以前勤めていたという「nico cakes(ニコケークス)」(六戸町)の商品も提供する。
佐伯さんは「(開業に向けて)資金で悩むこともあったがその先に楽しいことがあると思い頑張れた。いろいろな人に会えて『おいしかった』『また来たよ』と言われるとやりがいを感じる。店の営業を通して東北町を盛り上げていきたい」と話す。
出店場所は、麺晴天(八戸市下長3)、船場青果、ハッピードラッグ十和田元町店(以上、十和田市)、道の駅おがわら湖、三沢航空科学館(以上、三沢市)など。営業時間と出店場所はインスタグラムで知らせる。