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八戸でブイヤベースフェスタ 原点に立ち返り、能登半島の復興支援も

キックオフイベントには参加店が集合した

キックオフイベントには参加店が集合した

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 「八戸ブイヤベースフェスタ2025」のキックオフイベントが1月22日、八戸プラザホテル(八戸市柏崎)レストランジュノーで行われた。

八戸ブイヤベースの一例

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 八戸ハマリレーションプロジェクトが2012(平成24)年から開く同フェスタ。14回目を迎える今年は、八戸市、三沢市の16店が参加する。

 独自に設けた「地元八戸港に水揚げされる魚介類を最低4種類以上使う」「『締めの一皿』で2度おいしい」のルールにのっとり、各店がオリジナルのブイヤベースを考案し、提供する。食事中にスープにアレンジを加えて楽しむ「2度おいしい」は、リゾット、パスタ、おじや、クスクスなど店によってさまざま。同団体によると、毎年レシピが変わるブイヤベースには作り手のアイデアが込められており、楽しみにしているファンや県外からの来店客も多いという。

 期間中、参加店では地ビール「八戸ビール」を製造するカネク醸造(南郷市野沢)による同フェスタ公式ビール「ゴールデンライトエール八戸ブイヤベースフェスタ限定ラベル」も提供する。

 同団体は「世界で一番地魚を愛する街 八戸」を旗印に掲げる。結成のきっかけは2011(平成23)年の東日本大震災。被災で元気のなくなった街に笑顔を取り戻したいと水産業界に携わる有志を中心に結成し、同フェスを企画。今回はこの思いに立ち返り、能登半島地震の被災地にエールを送る企画を用意した。

 「八戸えんぶり」初日の2月17日、八戸まちなか広場マチニワ(八戸市三日町)で開く「冬の八戸を元気に!美味(おい)しい あったかイベント」でオリジナルの八戸ブイヤベース(800円)を300食提供するほか、フェス期間中に参加店で「八戸ブイヤベース缶詰」(1,000円)の販売や募金箱の設置を行い、収益の一部と寄付金の全額を能登半島地震の復興支援活動に寄付する。

 同団体局長の古川篤さんは「八戸えんぶりの初日やフェスタ期間中、能登半島復興のチャリティーを行う。八戸でしか食べられない八戸ブイヤベースを、地元や県外を含め多くの人に楽しんでもらえるイベントにしたい」と力を込める。

 一部店舗は予約制。料金やメニューは同フェスのホームページで案内する。3月31日まで。

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