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鮫青年会、2年ぶりに八戸三社大祭に参加 蕪島のウミネコ主役に、おはやしも

おはやしの練習の様子

おはやしの練習の様子

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 八戸市鮫町地区で活動する鮫青年会が制作した山車が8月2日、2年ぶりに八戸三社大祭の行列に参加する。

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 蕪島海浜公園(八戸市鮫町)で行われる祭り「さめ浜まつり」に向け、山車を毎年作り変えてきた同青年会。大人と子どもが一緒になって「やーれやーれ」の掛け声に合わせて大きな山車を引く姿が祭りの見ものになっている。今年は7月27日に開く同祭に加え、青森県南を代表する祭り「八戸三社大祭」にも8月2日、2年ぶりに参加することが決まり、関係者は山車の制作やおはやしの練習に力を入れる。

 今年のタイトルは「蕪島護女(ごめ)の飛翔(ひしょう)」。同地区のシンボルとして親しまれる蕪島では弁財天の使いとされるウミネコを主役にした。山車の中央には、羽を広げて空を舞う大きなウミネコの造形物を設置する。八戸三社大祭の山車と同じように仕掛けも施す。左右の仕掛けを広げると山車の幅は6メートルになるという。制作には地域の小学校や特別支援学校に通う子どもたちも参加。蕪島で春に咲くナタネの花などをイメージした黄色やピンクの花の形をした折り紙が山車を鮮やかに彩る。

 鮫小学校(同)では連日、約50人の子どもたちが、おはやしの練習に取り組む。10日の練習では笛や大太鼓の音に合わせ、児童が背筋を伸ばして懸命に太鼓をたたいていた。同青年会の斉藤肇会長によると、祭りに参加している同級生を見て、自分も参加したいと手を挙げる子どもも多いという。「子どもたちも祭りを大変楽しみにしている。山車ももちろん見てもらいたいが、山車づくりは子どもたちのために始めた。子どもたちの練習の成果を見てもらえれば」と呼びかける。

 夜間山車運行に参加する八戸三社大祭での運行時間は18時~21時ごろ。

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