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八戸・種差海岸のクリアファイル製作-「三陸復興国立公園」指定目指す

クリアファイルの表面は「蕪島」「中須賀」「種差の芝生」の写真

クリアファイルの表面は「蕪島」「中須賀」「種差の芝生」の写真

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 東日本大震災で被害を受けた太平洋沿岸地域では自然公園を再編成し「三陸復興国立公園(仮称)」の創設が進められている。八戸市では種差海岸の同公園への指定を目指している。

クリアファイルの裏面は散策に便利なマップが描かれる

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 同市観光課では同海岸の国立公園指定への取り組みをPRするため、クリアファイルを作成した。

 クリアファイルはA4サイズの書類が入る大きさで、そのままだと「手提げ袋」として、上部を切り取ると「封筒」として、上部を逆L字型にミシン目に沿って切り取ると「クリアファイル」として、用途に合わせて3種類の使い方ができる。

 クリアファイルの図柄は、国指定天然記念物の「蕪島」、中須賀海岸の遊歩道、種差天然芝生地の3種類。それぞれ、ピンク、黄色、水色のテーマカラーが設定され、裏面に種差海岸の「いきものマップ」「渚の花マップ」「見どころマップ」が描かれている。

 ファイルを作成した市観光課の高村さんは「クリアファイルはパンフレットなどと比較すると長く使ってもらえるのでは。エコだし、長く使ってもらうことが種差海岸のPRにもつながる。裏面のマップも、写真や鉄道路線を入れるなど種差海岸を実際に散歩するときに役に立つように工夫した」と話す。「種差海岸で幸せのタネを探す、タネさんぽを楽しんでほしい」とも。

 クリアファイルはそれぞれ1万枚作り、市内外の観光イベントなどで無料で配布する。同市内では「南郷トレッキング」や「新幹線開業10周年イベント」などで配布予定。

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