八戸市中心街の旧ワシントンホテル(八戸市十三日町)1階プロムナードに10月1日、創業支援拠点「ハンドメイドレンタルスペース テッコ舎」がオープンした。
同スペースは、「小さななりわいを中心街で体験する」ことを目的に八戸商工会議所が設置。中心街という立地から出店者に想定外のファンが付くことや、出店者同士のコラボレーション促進も狙う。
店名の「テッコ」は、ドイツ語で「手わざ、技術」を意味する「technik」の略語の「tech」と、方言の「手っこ」をもじったもの。
手作り品や創業希望者の試作品の販売スペースは、45センチ四方の「BOX」が92コマ、縦180センチ×横90センチの「WALL」が8コマ、90センチ×90センチの「TABLE」が4コマの3パターンを貸し出す。オープン時現在は、財布、バッグ、アクセサリーなどを扱う104組が「入店」している。12月までレンタル料は無料だが、現在は入居空き待ちとなっている。
開店初日にはテープカットなどオープニングセレモニーが行われ、500人以上の市民が足を運び品定めしていた。
八戸商工会議所地域振興課の川井勇輝さんは「多くの出店者の手作り商品が陳列・販売され、温かみのある店内となっている。テッコ舎から、多くの創業者の方が巣立っていき、中心商店街のにぎわい創出の一つとなってほしい」と期待を寄せる。
営業時間は10時~18時。火曜定休。