八戸市南郷文化ホール「スウィングベリーNANGO」(八戸市市野沢)で1月28日、ジャズオーケストラによる学生を対象としたジャズ演奏のワークショップ「Let's Enjoy Playing JAZZ」が開かれた。
同ワークショップは市民にビッグバンドジャズの楽しさやアンサンブルの素晴らしさを知ってほしいという目的で2010年から始まり、今回で7回目。
ワークショップは同ホールを拠点に活動しているジャズバンド「スウィングベリージャズオーケストラ(SJO)」が、アンサンブルやアドリブソロの取り方にも重点を置いて指導した。
SJO代表の盛俊さんは「八戸市はさまざまな音楽活動、中でも吹奏楽の盛んな街。一方で学生の時の音楽活動も卒業後は途絶えてしまいがち。学んできたクラシックとは違い、ビッグバンドの音を通してジャズの素晴らしさを知ってほしい」と話す。定期的に行っているワークショップについても、「未体験の人はぜひ参加してもらいたい。見学だけも受け付けている」と参加を呼び掛ける。
同音楽監督の田澤友克さんは「参加した皆さんがものすごく上手なのでびっくりしている。譜面を渡されてから短期間でかなり完成度の高い演奏で、将来が楽しみ」と話す。
ワークショップに参加した西園小6年の林下みさきさんは「参加して、いろいろなコツなどを教えてもらった楽しかった。今年で小学校は終わりだが来年も参加したい」と楽しそうに話す。
3月4日には同ホールで同オーケストラのコンサート「スクリーンミュージック パート2」も開かれる。チケットは、一般=1000円、高校生以下=無料。前売り券は同ホールや八戸市公会堂で取り扱う。