八戸で「プロジェクト大山」ダンス公演 八戸出身の長谷川さんも

公演の様子

公演の様子

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 八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で2月24日・25日、ダンスカンパニー「プロジェクト大山」によるダンス公演「大山曼陀羅(まんだら)-オオヤマンダラ-」が開かれた。

公演の様子2

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 プロジェクト大山は2006年に古家優里さんを中心にお茶の水女子大学舞踊教育学コース卒業メンバーで結成。大学時代に「大山寮」に住んでいたことから「プロジェクト大山」と命名した。メンバーの長谷川風立子(さつこ)さんは八戸市出身で八戸東高、市内バレエスタジオ「ダンス・バレエ・リセ」出身。

 同プロジェクトはNHK Eテレの「みいつけた!」や中田ヤスタカさんプロデュースMEG「SKIN」PVなどにも振り付け・出演。八戸での公演は2年前の南郷アートプロジェクト「DANC×JAZZ」参加以来となる。

 公演は愛知、福岡、東京、青森と続いた「大山曼荼羅-オオヤマンダラ-」ツアー公演のファイナル。薄明かりの中で地響きを立てて響く斬新な楽曲や鍛え上げられたアスリートのような肉体「無言にして多弁」なダンス。中高生から年配まで幅広い世代の観客は、なじみの少ないコンテンポラリー・ダンスに最初は戸惑い気味だったが、作品が進むにつれて「プロジェクト大山ワールド」に引き込まれ、コミカルなシーンでは笑い声もこぼれた。

 「12年間のプロジェクト大山の集大成」ともされる同公演は、奇抜な衣装に身を包んだ5人のダンサーによるダンスで、観客席をもその渦の中に取り込み「大山曼荼羅」は大団円となった。終演後、ロビーで長谷川さんはリセのメンバーや旧友に囲まれ花束攻めとなった。

 古家さんは「大山曼荼羅ツアーファイナル、今日八戸にて無事踊りきった。『やったー!』という気分。また八戸来たい」、長谷川さんは「楽しく踊った。みんなたくさんダンスを見てほしい。楽しいですよ」と話す。

 観覧した、八戸市内のパフォーマンス団体「沢代キュートン」代表の西国彦さんは「すごく衝撃的だった」と興奮気味に話す。八戸市内から訪れた下村ゆきなさんは「動きがとても滑らかで圧倒されるダンス公演だった」、南部町から訪れた山舘ななかさんは「音楽もダンスも迫力がすごくて、見ていてワクワクしたり感動したりした」と、それぞれ話す。

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