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八戸で昭和時代の料理本レシピを再現 10人の参加者が正月料理を

昭和のレシピを再現「レトロクッキング」

昭和のレシピを再現「レトロクッキング」

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 昭和時代の料理本を調査収集しレシピ再現などを行う「レトロクッキング」が11月1日、八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で開かれた。

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 同イベントは八戸市南郷地区を中心に開催中のアートイベント「なんごう小さな芸術祭」の一つ。徳島県と南郷地区で「料理の文通」の「食通」活動を通じて南郷地区に定着した現代美術家の「EAT&ART TARO」さんを講師に迎え開催。

 イベントでは当時の料理本に掲載されていた正月料理を男性含む約10人の参加者で再現。レシピの単位が「1カップ」ではなく、「1合」など要所に当時をしのばせる表記に悪戦苦闘しながらも、ポテトサラダ、チキンコロッケ、白身魚の簡略タルト風、リンゴゼリーを完成させた。正月用の紙飾りのリボンも参加者で製作し、お正月ムードを感じながら昭和時代に思いをはせ試食した。

 EAT&ART TAROさんは「昭和30年くらいの料理本を持って来て、そこに書いてあるレシピをみんなで読んで、そのレシピの通り料理を再現した。当時のお正月用のちょっとめでたい料理ということで、派手な盛り付けになった。みんなで『こうなのかな?』とレシピを読みながら作っていくのが楽しかった」と話す。

 市内から参加した70代の男性は「昨日、イベントのことを知り楽しそうなので急きょ参加した。色々勉強になった。味も最高でした」と話す。

 「なんごう小さな芸術祭」では、「舘のやかた」(南郷島守)近くの個人宅(たての館に案内看板あり)で南郷地区の食事で来訪者をもてなす「南郷のおうち」も開催中。

 開催時間10時~16時。11月11日までの金曜・土曜・日曜。入場無料。

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