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八戸市の小学生がサケの採卵体験学習 漁業と命の大切さ学ぶ

「サケ採卵体験学習」の様子

「サケ採卵体験学習」の様子

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 八戸市の新井田小学校5年生113人が11月3日、サケから卵を採る「サケ採卵体験学習」を行った。場所は新井田川支流沿いの新井田川漁協さけ・ますふ化場(八戸市十日市)。

 体験学習は地域学習の一環として、稚魚の放流や成魚になった漁獲・採卵などの漁業サイクルについて理解を深め、社会科をはじめ生き物に触れる理科での学びにもつなげる。例年この時期に行われ、10年以上前から同漁協・同小学校・新井田公民館が共催する。

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 長靴にカッパ姿の児童たちは最初に簗(やな)場からサケの漁獲を見学。サケが元気に跳ね上げる水しぶきに悲鳴をあげる子もいた。後半は2チームに分かれ、川魚の生態・サケの一生を学ぶ座学と採卵体験。職員の指導により、直接素手で鮭の卵をかき出す作業には、最初は皆おっかなびっくりで及び腰だったが、慣れてくると貴重な体験に目を輝かせ作業に取り組んだ。

 新井田公民館館長の高橋芳久さんは「地域学習の貴重な機会。社会科の中で『育てる漁業』を勉強しているが、実際にこの新井田漁協で学んでもらいたい。採卵体験をすることで、命の大切さも学んでほしい」と話す。

 同小学校5年の高橋茜さんは「サケのおなかの中に卵があのようにたくさん入ってることを知ってびっくりした」、城前百花さん(同)は「ぬるぬるして、ちょっと手の触感が気持ち悪かった」とそれぞれ感想を話した。