奥入瀬渓流(十和田市)のコケの模様をモチーフにした「ひょうたんランプ」で病院内に癒やしの空間を造る「奥入瀬ひょうたんランプ展」が12月4日から、八戸市立市民病院(八戸市田向)ホスピタルモールで開かれている。
ひょうたんランプを制作したのは「奥入瀬モスボール工房・奥入瀬ランプ工房」(十和田市奥瀬)代表の起田高志さん。起田さんは6年前にコケ玉屋を開業。起田さんのメインフィールドの奥入瀬渓流にはコケは300種類あり、コケの色、形、デザイン、見た時の感動を多くの人に届けようと、コケのデザインをランプの明かりで表現する「奥入瀬ひょうたんランプ」を制作した。ひょうたんは起田さんの自家栽培。収穫したひょうたんを乾燥させて穴を開けて中からライトを照らす。
同展では屋根付きの部屋を作り、暗がりの中約200個のランプを展示。幻想的な異空間になっている。
起田さんは「私が活動できるのも地域の方のおかげ。今回の展示で感謝の気持ちを伝えたい。世界唯一の空間になっているので、多くの方の癒やしになれば」と話す。
同展は11月には十和田市立中央病院、12月が八戸市立市民病院、来年1月には三沢市立市民病院と3市の市民病院を巡回する。
開催時間は8時15分~17時(28日は16時まで)。入場無料。12月28日まで。