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八戸税関支署が密輸入「年末特別警戒」 市民にも情報提供呼び掛け

船内検査の様子

船内検査の様子

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 八戸税関支署を管轄する函館税関は、海外旅行者や貨物量が増加する年末の繁忙期に合わせ「年末特別警戒」を実施している。

 年末の繁忙期における密輸事犯を防ぐことを目的に管内の北海道・青森県・岩手県・秋田県で例年実施しており、今年は12月5日から14日までの10日間。

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 期間中の6日には、函館税関の桜庭哲也監視部長が八戸税関支署を訪れ職員を前に訓示、激励。桜庭監視部長は、昨年の税関が摘発した不正薬物の密輸事犯が784件、総押収量では1379キロであったことを指摘。特に覚せい剤については475キロを陸揚げした事犯など151件の摘発があった。函館税関管内では今年、新千歳空港での覚せい剤、小樽港での大麻など不正薬物事犯が10件発生した。こうした状況を受け、密輸情報の収集に努め、海上保安部や警察などの関係機関との連携によって効果的な取り締まりを行うよう訓示した。

 訓示後、署員が八戸港に接岸したフィリピンからの鉱石を運ぶパナマ船籍の船内で爆発物などの船内検査を行う様子を報道陣に公開。異常がないことを確認した。

 同部長は「年末では人や物の動きが活発になる。それに合わせて密輸も増加する傾向にあることから、取り締りの強化を図っている。最近は外国郵便で大麻を持ち込もうとした事案が発生し、取り締まりを行った。いったん国内に入ると摘発が難しくなる、水際での摘発・押収が一番効果的な取り締まりになる。市民皆さんの応援や情報提供をぜひお願いしたい」と話す。

 函館税関を含む全国の税関では、不正薬物や銃器類、金などの密輸を防止するため、国民からの情報を受け付ける窓口「密輸ダイヤル」(TEL 0120-461(シロイ)-961(クロイ))を設置している。