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八戸で地元製紙工場製造の紙の本を集めた「ご当地本フェア」―被災時の写真も展示

三菱製紙八戸工場で作られた紙はベストセラー書籍にも多く使われている

三菱製紙八戸工場で作られた紙はベストセラー書籍にも多く使われている

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 八戸のカネイリミュージアムショップ(八戸市三日町、TEL 0178-20-9661)で2月25日から、「三菱製紙八戸工場でつくられた本フェア」が開かれる。

「三菱製紙八戸工場でつくられた本フェア」で展示販売される予定の書籍

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 三菱製紙八戸工場(河原木)で製造した紙で作られた書籍の中からベストセラー約15点を集め展示・販売する同フェア。同市内で書籍や文具を扱う「金入(かねいり)」副社長の金入健雄さんが「東日本大震災からもうすぐ2年。震災を風化させないことや復興支援に地元の書店としてなにができるか考えた」ことがきっかけだ。

 三菱製紙八戸工場は、新産業都市に指定された八戸市の第1号の誘致企業として、1967(昭和42)年に操業開始。パルプ・紙の一貫工場として、上級紙、アート紙、コート紙などを製造している。同工場で製造された紙は書籍や化粧箱などに使われるが、具体的にどのような製品になっているかを一般消費者が知る機会はなかなか無い。宮沢りえさんの写真集「サンタフェ」や村上春樹さんの「1Q84」(文庫版)も同工場から生まれた「製品」だ。

 太平洋沿岸部に位置する同工場は東日本大震災で大きな被害を受け、完全復旧には7カ月の期間を要した。

 同フェアでは、同工場の被災時の写真や地元の工場撮影ファンが撮影した工場夜景の写真、合わせて12枚もパネル展示する。

 「ご当地本フェアと言えば、普通は地元出身作家や地域を題材にした書籍のフェアが多い。地元の製紙工場の「ご当地本フェア」は全国でも珍しいのでは」と金入さん。「本は心の栄養ともいうが、食材だけではなく、書籍で心の方も『地産地消』となれば」とも。

 営業時間は10時~19時。入場無料。3月4日まで。

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