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「ビブリオバトルin八戸」がビブリオバトルオブザイヤー2021優秀賞 新聞社と大学が共催

「ビブリオバトルin八戸」(昨年の様子)

「ビブリオバトルin八戸」(昨年の様子)

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 知的書評合戦ビブリオバトルの団体「ビブリオバトル普及委員会」が9月27日、「ビブリオバトルオブザイヤー2021」の表彰個人・団体を発表し、デーリー東北新聞社と八戸学院大学が共催する「ビブリオバトルin八戸」が優秀賞を受賞した。

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 ビブリオバトルとは、お気に入りの本を紹介し合うコミュニケーションゲームで、知的書評合戦とも言われている。参加者はお気に入りの本を持ち寄り、基本的に1人5分で本を紹介する。

 今回、全国の会員から推薦された59件の個人・団体の中から、優秀賞3件、特別賞9件、新人賞8件が選ばれた。「ビブリオバトルin八戸」が優秀賞に選出された理由として、「大学と企業が中心となり地域のイベントとして交流の場を作り上げていること、青森・岩手の地域全体で取り組み定期的に開催していること、昨年度はコロナ禍においても感染予防対策を徹底して行い、無事に開催したこと」などが挙げられた。

 「ビブリオバトルin八戸」は活字文化の向上を目的に、デーリー東北新聞社と八戸学院大学の共催で2014(平成26)年から毎年開催している。今年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い初の中止となった。

 「ビブリオバトルin八戸」では、予選会で高校生の部と大学生・一般の部が行われ、決勝では全世代対決が繰り広げられる。予選会と決勝で同じ本を用いるため、決勝ではさらに磨きを上げた紹介の仕方が必要となる。参加者や観覧者に投票権があり、決勝で1番に選ばれた本が「チャンプ本」となる。

 デーリー東北新聞社読者局読者コミュニケーション部の田名部祐太さんは「この度、受賞することができたのは、共催の八戸学院大学をはじめ、大会運営に協力してもらっている皆さま、第1回から昨年まで参加してくれた皆さまを含め、ビブリオバトルin八戸に携わってもらった全ての皆さまのおかげだと思っている。ビブリオバトルのキャッチコピーは『人を通して本を知る、本を通して人を知る』で、1冊の本に対して、自分以外の考え方や捉え方に触れることのできる面白さ、それを通じて新しい本に出会えるところが面白さ。今回の受賞を励みに、今から来年の準備を進めたいと思っているので、ぜひ気軽に参加してもらえたら」と話す。

 個人では、八戸市立第二中学校教頭の田中静子さんが新人賞に選ばれた。

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