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八戸らーめんが復刻20周年 リニューアルやポイントラリーで懐かしの味を再発信

八戸らーめん会のメンバー

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 八戸のご当地ラーメン「八戸らーめん」が12月で復刻20周年を迎えた。

復刻20周年のロゴが入ったパッケージ

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 八戸らーめんは、鶏と煮干しをベースにしたしょうゆ味のスープと手もみの細ちぢれ麺が特徴。八戸では大正時代から飲食店で提供し、次第に定番メニューとして親しまれるようになったとされるが、1980年代には次第に廃れていったという。2002(平成14)年、青森県に初めて新幹線が乗り入れた東北新幹線八戸開業に合わせ、市内のラーメン店と八戸商工会議所が「八戸らーめん会」を組織し復刻。「懐かしの昔味」「初めて食べたのに、なぜか懐かしく感じる」などをキャッチフレーズに、飲み会の後の「締めのラーメン」や八戸のご当地グルメの定番として発信してきた。復刻当初は最大で40店ほどが提供していたが、閉店などの影響で提供店舗が減っている状況にある。同会では東北新幹線八戸開業20周年の機会に再び八戸らーめんに注目を集めようと、周年企画を行う。

 復刻20周年に合わせ、土産品として提供する「八戸らーめん」のパッケージ版のスープをリニューアル。使用するしょうゆを秋田県鹿角市のしょうゆ醸造所のものに変更するなどの改良を加え、飲食店で提供する味に近づけた。「冷やしラーメン」としても食べられるよう水で希釈しても味が保たれるよう工夫。化粧箱に入った5食入り、ピロ袋に入った2食入りを用意する。パッケージには「八戸らーめん復刻20周年」のロゴマークをプリントした。

 12月1日から、「八戸らーめん探訪ポイントラリー」を実施。八戸圏域の参加11店舗で八戸らーめんを食べるとポイントシールを進呈。参加店で使える最大10万円分の食事券やオリジナル丼などが抽選で当たる。

 八戸らーめん会の中道健悦会長は「20周年を迎え、来年は飛躍の年にするために力を込めて実施する。若い人にも食べてもらって、八戸の食に貢献していきたい」と意気込む。

 ポイントラリーは1月5日まで。参加店はウェブサイトで確認できる。

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